木村昌弘研究室 修了生が「人工知能学会2020年度研究会優秀賞」を受賞しました

大学院理工学研究科電子情報学専攻修士課程を2021年3月に修了した藤井輝さんが、「人工知能学会2020年度研究会優秀賞」を受賞しました。

この賞は、2020年4月から2021年3月までに開催された人工知能学会の研究会において発表された研究論文のうち、優秀なもの(約3.7%《2020年度》)を選び表彰するものです。表彰式は、2021年6月21日に人工知能学会総会(於 産業技術総合研究所 臨海副都心センター & オンライン)で行われました。受賞論文のタイトルと著者は、次の通りです。

受賞論文:POI訪問ダイナミクスに関する地理的競合構造の検出
著者(受賞者):藤井輝、熊野雅仁、木村昌弘

人工知能学会誌2021年7月号(人工知能 Vol.36 No.4)会告に、著者紹介と授賞理由が掲載されています。また、人工知能学会ホームページにおいて、受賞者と受賞論文タイトルが報告されています。
https://www.ai-gakkai.or.jp/about/award/jsai_award-sig/#INCENTIVE 参照 )

本論文は、藤井輝さんが本学大学院修士課程(木村昌弘研究室)において、木村昌弘教授と熊野雅仁実験講師と共に行った研究の成果です。授賞理由では、「本論文は、観光マーケティングや都市計画にとって基本的に重要となる地理的影響構造の検出を、確率モデルの観点から扱っており、技術的な完成度の高さと結果の有効性から、その波及効果も大きく、将来性が高いと判断できる。」ということが挙げられています。

 

植村渉講師の論文が International Journal of Computer Networks & Communications に掲載されました

植村渉講師の論文が、ネットワークと通信の国際的論文誌 International Journal of Computer Networks & Communications (IJCNC)に掲載されました。

タイトル: About Digital Communication Methods for Visible Light Communication
著者: Wataru Uemura, Yasuhiro Fukumori and Takato Hayama, Ryukoku University, Japan
雑誌名: International Journal of Computer Networks & Communications (IJCNC)
掲載ページ: Volume 13, Number 3, pp. 1-13
https://aircconline.com/abstract/ijcnc/v13n3/13321cnc01.html

本論文誌は、ネットワークと通信の国際的な専門誌で、Scopus Cite score(2016-2019年における1論文あたりの被引用数)が1.3の論文誌です。

本論文は、目に見える光を使った無線通信方法である可視光通信において、矩形波を用いた点滅パターンの変化で情報を送信する際に、受信した矩形波を復調するための方法を提案しており、矩形波のHIGHとLOW信号を区別する閾値の設定方法に関する研究です。

植村研究室の論文が ロボカップ研究賞 を受賞しました

2020年10月に開催された国際会議 GCCE2020 における植村研究室の予稿論文が,ロボカップ研究賞を受賞しました.
 
本研究は,工場の多品種少量生産といったオートメーション化において,頻繁にラインを変更する際に,その正当性を機器に取り付けたタグだけで判断する方法の提案です.この技術は,自律移動ロボットの世界大会であるRoboCup Logistics Leagueでの競技運営におけるフィールド構築の方法にも使うことを想定しています.
 
Y. Suzuki and W. Uemura, “A Novel Algorithm Checking for the Line Layout in a Factory,” 2020 IEEE 9th Global Conference on Consumer Electronics (GCCE), 2020, pp. 617-619, doi: 10.1109/GCCE50665.2020.9291720.
 

木村睦研究室の大学院修了生の論文が出版されました

木村睦研究室の大学院修了生の柴山友輝くんが筆頭著者の論文が、当該分野の最高峰の速報論文誌 IEEE Electron Devices Letters (インパクトファクタ4.221)で出版されました。5月9日の投稿からたった2週間での掲載は、誰もが疑いない成果が得られていることを示していると考えられます。

Y. Shibayama et al., “Amorphous-Metal-Oxide-Semiconductor Thin-Film Planar-type Spike-Timing-Dependent-Plasticity Synapse Device,” in IEEE Electron Device Letters, doi: 10.1109/LED.2021.3082083.