植村研究室の論文2件が ロボカップ研究賞 を受賞しました

2021年10月に開催された国際会議 Global Conference on Consumer Electronics (GCCE) 2021 と11月に開催されたシンポジウムRoboCup Asia-Pacific (RCAP) 2021 Symposium における植村研究室の予稿論文が,それぞれロボカップ研究賞を受賞しました.

本研究は,工場の多品種少量生産といったオートメーション化において,工場内を走行する無人搬送車と測域センサを組み合わせて使うことで新たなセンシング技術を提案する方法です.GCCE2021では,センサを前方斜め方向に傾けて取り付けることで前方の背の低い障害物も検知できるようにし,RCAP2021ではセンサを90度傾けてスキャン方向を水平から垂直に変更しロボットが移動したり回転したりすることで空間を3次元スキャンできるようにしました.これらの技術は,自律移動ロボットの世界大会であるRoboCup Logistics Leagueで移動式ロボットがフィールドを走行する際にも使うことができます.
 
Hotaka Fujii and Wataru Uemura, “the Novel 3D Measurement Method by Tilting Laser Range Finder on a Mobile Robot,” Proc. of 2021 IEEE 10th Global Conference on Consumer Electronics (GCCE), pp. 900–902, doi: 10.1109/GCCE53005.2021.9621920, Oct. 2021.
 
Hotaka Fujii, Taiga Shiraishi, Hyuga Miyata, and Wataru Uemura, “About point cloud data from an orthogonal mounted laser range finder on a mobile robot,” Proc. of RoboCup Asia-Pacific 2021 Symposium, 07-PM2-2, 6 pages, Nov. 2021.
 
https://www.robocup.or.jp/award/

AR/MRのトップカンファレンスであるIEEE International Symposium on Mixed and Augmented Reality(ISMAR2022)に酒田信親准教授の研究が発表されました。

AR/MRのトップカンファレンスであるIEEE International Symposium on Mixed and Augmented Reality(ISMAR2022)に酒田信親准教授の研究が発表されました。

 

Naoya Fukumoto, Naoya Isoyama, Hideaki Uchiyama, Nobuchika Sakata, and Kiyoshi Kiyokawa: An Object Synthesis Method to Enhance Visuo-Haptic Consistency, The 21st IEEE International Symposium on Mixed and Augmented Reality (ISMAR 2022), 2022.

植村研究室のロボットチームBabyTigers-Rが,RoboCup 2022 世界大会 Logistics LeagueのTechnical Challenge で二位になりました

植村研究室のロボットチームBabyTigers-Rが,7月11日から17日にタイ バンコクにて開催されたRoboCup 2022世界大会 – Logistics LeagueのTechnical Challenge で二位になりました.現地には教員が1名参加し,チームメンバーの学生3名は大学で作業をしてオンラインでプログラムやデータのやり取りを行いました.ドイツ,オーストリア,スイスの3チームと合わせて4チームが会場で競技を行いました.

 

※ロボカップ,ロジスティクスリーグ: ロボットと人工知能の新しい標準問題として「西暦2050年までに、サッカーの世界チャンピオンチームに勝てる、自律移動のヒューマノイドロボットのチームを作る」ことを設定し、日本の研究者らによって提唱された国際的ロボット競技大会。 毎年、世界大会を開催しており、今年はタイのバンコクで3年ぶりの対面開催となった。ロジスティクスリーグは、工場のオートメーション化をテーマにしたリーグで、今回は無人搬送車の搬送問題を扱ったメイントラックと、各チームの技術力をプレゼンするテクニカルチャレンジが開催された。

URL:

世界大会のURL: https://2022.robocup.org/

リーグのURL: https://ll.robocup.org/

日本委員会のニュース: https://www.robocup.or.jp/news/robocup2022results.html

山本伸一研究室の研究成果が英論文誌Springer(インパクトファクター2.506)に掲載されました。

山本伸一研究室の研究成果が英論文誌Springer(インパクトファクター2.506)に掲載されました。

発光材料に関する研究内容です。また、山本研究室の卒業生が筆頭著者になっています。


Nonaka, T. Sugiura, T. Tsukamoto and S.-I. Yamamoto ”Green upconversion luminescence and temperature sensitivity of LaOF:Yb, Ho phosphors”

Journal of the Korean Ceramic Society, Accepted: 4 July 2022.

 

https://www.springer.com/journal/43207

木村昌弘教授が電子情報通信学会「令和4年度 情報・システムソサイエティ査読功労賞」 を受賞しました

木村昌弘教授が電子情報通信学会にて、論文査読委員としての貢献を認められ「令和4年度 情報・システムソサイエティ査読功労賞」を受賞しました。

ISS功労賞2022_木村昌弘先生

 

受賞に関する学会ホームページ情報は次の通りです。
https://www.ieice.org/iss/iss_r/jpn/award/koro_reiwa04/

 

酒田信親准教授の論文が光学の国際的論文誌 Optics Letters に掲載されました

タイトル:Optical see-through augmented reality displays with wide field of view and hard-edge occlusion by using paired conical reflectors
著者:Yan Zhang, Xiaodan Hu, Kiyoshi Kiyokawa, Naoya Isoyama, Nobuchika Sakata, and Hong Hua
雑誌名:Optics Letters

本論文誌は、コンピュータグラフィクスと可視化の国際的な専門誌で、Scopus Cite score(2017-2020年における1論文あたりの被引用数)が7.0の論文誌です。本論文はHMDの広画角化に関する研究です。

Yan Zhang, Xiaodan Hu, Kiyoshi Kiyokawa, Naoya Isoyama, Nobuchika Sakata, and Hong Hua, “Optical see-through augmented reality displays with wide field of view and hard-edge occlusion by using paired conical reflectors,” Opt. Lett. 46, 4208-4211 (2021), doi: 10.1364/OL.428714.