8月30日に明治大学中野キャンパスで開催されたIEEE R10 Robotics Competition にて,実環境でのロボット競技大会であるロボカップの実演として植村研究室のロボカップチームがプレゼンとデモンストレーションを行いました.
この大会は,米国電気学会(IEEE)の環太平洋地域(Region 10,シンガポールに本部)が主催したロボット競技大会で,「Robotics for a Better World」を合い言葉に,生活の質を向上させるロボットを設計します.各地域での選考,オンライン審査を経て,今回の東京で最終審査が行われました.
一方,ロボカップでは,実世界での競技を行っており,様々な外乱からの影響を受けている状況でもロボットを正確に動かす必要があります.今回,植村研が行ったデモンストレーションは,次世代の工場を目指すロボカップ インダストリアル・ロジスティクスリーグでのチャレンジトラックの1課題です.工場の搬送問題を扱うために,ラインを流れている素材を受け取り,次のラインへ適切に運ぶ作業をデモンストレーションしました.
10分間のプレゼンを行った後に,チームのデモンストレーションと並行して2時間のデモンストレーションを行いました.
IEEE 元会長の福田敏夫先生,現会長のThomas M. Coughlin氏,そして次期会長のKathleen A. Kramer先生が参加されており,議論を深めました.
IEEE Region 10 Robotics Competition 2024
以下当日の様子です.
ロボカップのプレゼンをする植村准教授
植村研のメンバー(田邉君,中嶋君,植村)とIEEE会長 Thomas M. Coughlin氏
IEEE会長 Thomas M. Coughlin氏にロボットの説明をする中嶋君