座席番号記入欄ですが,対面の人はいままで通り座席番号を,オンラインの人は参加場所を具体的に記入してくだい. ( 自宅,スタバ,図書館,1号館4階廊下等)
第1回・第2回と,メールを設定し,オフィススイートをインストールして,環境を整えてきました.
今回は情報検索について学びます.
ただしその前にメールでの課題提出が正しくできていない人がいるので,もう一度確認します.
龍大Gmailでの課題提出をしてもらっているが,いろいろと間違えている人がいる. メールでの課題提出についてのチェックポイントを以下にまとめる. 各自よく確認したうえで今後のメールを送信すること.
なお,すでに提出したメールは,以下の問題点に気づいたとしても,再送信( 再提出 )はしないこと.
※例外:( 1 )に違反した場合は未提出扱いになるので,再送信するしかない.
( 1 ) 龍大Gmailのアカウントを用いること.
( 2 ) 差出人の表示用氏名を変更しないこと.
※以下の ( 3 ) と ( 4 ) についても自分のソフトにおいて同様の設定をしておくこと.
( 3 ) 課題提出用のアドレスを登録しておくこと.
( 4 ) 自分の署名を登録しておくこと.
( 5 ) レポートメールの宛先は課題提出用のアドレスにすること.
( 6 ) 件名は指定されたものにすること.
( 7 ) メールの冒頭には「XX様」「○○先生」と送信相手を明記すること.
どんなメールでも,送信相手を明記すべき.これはマナーであるとともに,もし宛先アドレスを間違った場合, 相手がそのことに気づいて教えてくれる可能性が高くなるからである. 課題提出メールならば当然,授業担当者の名前となる( 本科目なら小堀先生 ).
さらに,本文がテキストなら「今回の課題は以下のとおりです.」,添付ファイルがある場合には「今回の課題は添付ファイルのとおりです.」
のような言葉も添えるようにする.
← この科目に限らず,このメールの主旨はなにかをまずシンプルに述べると,読み手に伝わりやすい.
一般常識といってもいいのでクセにしておこう.
( 8 ) 送信前にもう一度よく確認し,送信は1回で済ませること.
ただし,宛先を間違えた場合( そもそも相手に届かない )や添付ファイルを忘れた場合には再送信するしかない.
その際には1.なぜ再送信したのか,2.前のメールの処理( 破棄/一部訂正等 )を明確に伝える.
説明もなしに何度も送信するほど相手に失礼なことはない.
自分に説明のないメールが何通も来たらどう感じるか? 相手にしてみると,1つの用件に複数のメールが送られてくれば,どれが正しいメールか不明確になる. 送信前の確認と共に,再送にはよくよく注意が必要である.
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あるテーマについて調査をしていると, 検索サイトによって検索結果が異なることがある. それはサイトによって検索用のプログラムが異なるからである. 以下のページを参照し,検索について一通り学習すること.
※この中の,「GoogleとYahoo!Japan」「こうやって選ぶ,検索キーワード!」「便利なGoogleの使い方」は必読.
※このサイトの著者は"105"さん.
これは"Books & Apps"というサイトの中のコラム記事である. 数年前までは検索サイトでの検索結果の上位はそれなりに信用できるものだったが, 今はSEO( 検索最適化技術 )が進みすぎて,広告サイト・不要な情報が普通に上位に出てくる. この状況では「ネットで正しい情報を検索するスキル」がない人は無駄な情報に溺れてしまうのが関の山,という話.
以下に,具体的な検索の例をいくつか紹介するので,実際に操作しながら確認していこう.
記入しなければならない事項については,各項目において示しているので,もれなく記載すること.
一口に検索と言っても単純なものから容易には検索困難なものがある.次節以下,さまざまなケースについて考えみよう.
「日本の文部科学大臣の名前は?」のような課題であれば, 「文部科学大臣」という検索語で,すぐに文部科学省のサイトが見つかる. このサイト内を探せば現在の文部科学大臣の名前を見つけることができる. 実際に調べてみよう.
( 1a ) 文部科学大臣の名前
簡単に検索結果が得られる場合でも,次の2点には特に注意する必要がある.
これは,ただ検索しただけの結果は「正しいもの順」「新しい順」ではないということだ. 御存知の通り,検索結果にはまず広告が上にくる.殆どの検索サイトは広告収入で運営されているからだ. つぎに「SEO」という検索最適化技術によるサイトが上にくる.
つまり上に来る記事は多くの人に読まれて信頼ができる記事ではなく, 広告と検索最適化技術の結果として上位をゲットしている記事である.
上位のリンク ≠ {信頼/正確/公式/最新} を理解しておく必要がある.
公式な( 直接的な )サイトを選択するにはどうすればいいか.
→ それにはより人間的な知能が必要.
たとえば,「京都発東京行きの新幹線のぞみの始発の時刻は?」を調べよう.
「新幹線 のぞみ 時刻表」という検索語を使うと,複数の時刻表サイトが表示される.
「公的な・直接的な」という観点からだとJRが運営する「JRおでかけネット」を選択するのが妥当であろう.
※現実的には「Yahoo乗換案内」「ジョルダン」なども十分信頼できるが,「公式」と言えるのはJRの直営サイトしかない.
公式サイトがわかっている場合,検索語を工夫すればよい ( 「JRおでかけ 新幹線 のぞみ 時刻表」など ). 実際に検索して,始発時刻を調べてみよう.
( 1b ) 京都発東京行きの新幹線の始発時刻
一方,厳密には何が公式かを判別するのが難しいジャンル,あるいは公式サイトが他国語である場合などは意外と多い ( だからこそ人間が考えて判断する必要がある ).
例:「ミャンマーの首都は?」という課題に対して 「ミャンマー 首都」という検索語で調べると,「ミャンマーの首都ヤンゴン」 と書いてあるサイトがいくつか見つかる. しかしこれは間違いである( 2006年に遷都 ). こういうケースの多くは,「公的な・直接的な」サイトを見つけることが難しい ( ミャンマー政府のサイトには日本語はない ).
このような場合は関連する公式サイトからたどることを考えてみる. ミャンマーの例だと日本国の公式サイトである外務省のサイト で調べることができる. どうしても公式なサイトが辿れない場合,「公式」に準するものとして,インターネット上のフリーの百科事典サイトである ウィキペディア( Wikipedia ) を利用するという方法もある.
Wikipediaがなぜ「公式」に近いのかといえば,以下のような理由による.
しかしWikipediaはあくまでもボランティアサイトであり,ここに書かれている情報がすべて正しいという保証はない. しっかりした確証を得るには,他のサイトを併用して検証すべきである.
Wikipediaで「ミャンマー」と入力し検索して,首都を調べてみよう.
( 1c ) ミャンマーの首都
検索語が不適切だと正しい結果が得られないことがある. たとえば,「イタリア料理 京都駅」と検索しても,「イタリア料理以外 京都駅じゃない」と検索してもその結果は同じで, 京都駅周辺のイタリア料理店が示される.イタリア料理以外の店は見つかりにくいだろう.
この場合はどうすればいいか,調べてみよう.( 例:"-イタリア料理"などの論理オプションを使う,など )
たとえば,「"重畳"はどう読むのか?」という課題で,さらにその文字が紙に手書きで書かれていたらどうすればいいだろうか. まず「重ねる」「畳( たたみ )」と入力して「重畳」という文字が得られる. しかし,これをそのまま検索語にしてもうまく読みが見つかるとは限らないし,見つかった読みが正しいのか,確証も得られない. この場合はまず「国語辞典サイト」を見つけ,そのサイト内で検索する. 多くの検索サイトは国語辞書,英和・和英辞書などをサポートしている.実際に読みを調べてみよう.
( 2a ) 重畳の読み方
では「"蜻蛉"はどう読むのか?」というような課題で,音読みも訓読みも知らない時はどうするか. この場合はまず「漢和辞典サイト」を見つけて, 部首,画数( むしへんの14画と11画 )などを入力して文字を得て, そのあとは「国語辞典サイト」で調べればよい. 実際に読みを調べてみよう.
( 2b ) 蜻蛉の読み方
インターネット上には日本語で書かれた多くの情報があるが,
情報の量ということでいえば,もちろん英語での情報が圧倒的に多く,英語でしか得られない情報もある.
※例:Wikipedia項目数 → 日本語:英語=126万:628万
たとえば, 「リベリアのサッカーの女子ナショナルチームの監督は誰か?」
という場合( リベリアはアフリカの国 ),日本語で検索しても見つけにくい.
※実はウィキペディア日本語版に項目はあるが,選手も監督も記載されいいない
これには下準備として,次のような調査が必要である.
そして得られた英語を組み合わせて検索すれば,それらしい情報が得られる.
あるいはサッカーの組織サイトを開き,そこで内部検索してもよい.
※英語が分からなければGoogle翻訳なり辞書サイトで調べればよい.
実際にリベリアの監督名を調べてみよう.
( 3a ) サッカーのリベリア女子代表チームの監督名
大学や一般社会の課題では, 単に検索結果を報告すれば済むようなものとは限らないことが多い. たとえば,いわゆる「ら抜き言葉」の問題として 「なぜ「着れる」はダメで「切れる」はOKなのか?」 ということを調べなければならないとしたら,どう対処すればいいだろうか. まずは, 「ら抜き言葉とは何か? なぜ良くないとされるのか?」 について調べることから始めなければならない.
ただし,こういう知識についてはいわゆる「公式サイト」はなく, 検索結果のサイトに書かれていることが本当に正しいかどうかの判断はつけにくい. そもそも,専門用語が多く使われると内容を理解するのも難しいかもしれない. こうした場合はそのジャンルの基礎知識をはじめとして,一つひとつを分析・整理していく地道な作業が必要となる.
※ヒント:言語の専門家はだれかを考えてみよう.言葉をつかう業界・学会は?
( 4a ) ら抜き言葉
( 4b ) 「着れる」と「切れる」
言葉から画像や音楽を検索することは比較的やさしい. たとえば「モナリザの画像」と入力し検索すると モナリザの絵はすぐに見つかる. しかし一般的にその逆,つまり, 画像や音楽からそれが何であるかを調べ ることは, インターネット上では容易でない. 絵を眺めて「これはフェルメールの絵ではないか?」と見当が付く場合は, 言葉で検索していくこともできるが, まったく見当の付かない場合は適当な方法がない.
ただ解決法がないわけではない.たとえばGoogleにも画像検索が用意されている.
Googleで「画像検索」と検索すると,トップに
Google 画像検索
がでてくる.
ここでカメラアイコンをクリックし,探したい元の画像をアップロードすれば,似た画像を検索できる.
※いくつかやってみれば,強く画像に依存することがわかるだろう.
◆検索技術について※WWWがインタネットに登場して以来,マルチメディアデータの検索技術は日々研究され進歩している.
など,従来,特定の決まった言葉でしか探し出せなかったものが, 人間の発想や自然な言葉を柔軟に受け付けられるように変化している. いつも使う検索サイト( Googleなど )にもどんどん新しいシステムが導入されているので, ぜひ利用してみよう. |
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以下の課題は「宿題」とする.時間に余裕のある人はどんどん進めよう.
ただし,一日程度でできる課題ではないので,根気よく取り組むことが大切.
この課題は第6回( 5/13 )のプレゼンソフトの素材となる.
第6回( 5月13日 )開始まで に終わらせておくこと.
スマホ全盛の昨今ではキーボード離れが危惧されている. 会社ではさすがに全部スマホで仕事をするわけにはいかない.
すでにタッチタイピング( ブラインドタッチ )ができる人は,より正確で早いタイピングを目指してほしい.
この実習ではタイピング練習のために教材を用意することもないし,課題も出さない. ただ,PCにふれる時間に少しの時間でも余裕ができれば,タイピング練習するとこを奨励する.
※注意※
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参考URL
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2020-04-14 by Kobori Satoshi, Fujii Daisuke