高大連携大学連続講座
9月30日に高大連携大学連続講座の一環として,電子情報学科では「真空装置を用いた太陽電池の作製」を行いました.
この講座は,2回生向けの学生実験の「電子材料実験」を高校生向けに用意しました.
なお,「電子材料実験」は,「知って欲しい!理工学部のすべて の,電子情報学科 の実習風景の電子情報通信実験II(電子材料実験) にて,映像でごらんいただけます.
講座風景

まずは,どういう実験を行うか,説明します.プリントを配っているのは,海川 講師です.どのように太陽電池を作製するのか,また,なぜシリコンに金を蒸着させると太陽電池になるのか説明します.

実験装置の前に移動しました.院生の大山君が実験を助けてくれます.

ガラス管の中を真空にし,高電流を流し,金を熱します.熊野先生の手元で電流を操作しています.

金が蒸着しました.手袋をして,試料を取り出しているところです.

試料に,銅線を取り付けます.通常の半田ごてでは接着できませんが,超音波半田を使うことで,シリコン上の金に取り付けることができます.

ハロゲンランプを近づけると,電圧計が大きく動きました.だいたい 400mv ぐらいまでの電圧を作ることに成功しました.この写真は,携帯電話のフラッシュの光ではどうなるか,生徒が自主的に実験した様子です.携帯電話の明かりは,一見明るいですが,消費電力が少ないため,太陽電池にとってはほとんどエネルギーになりませんでした.