平成23年龍谷祭における研究室公開について
目に見える無線通信
[可視光通信]
家電のリモコンは、赤外線で情報を送っています。このリモコンの送信部分には、赤外線用のLED(発光ダイオード)がついています。
では、この部分を白色の発光ダイオードに換えたらどうなるのでしょう。通信の信号が目に見えるようになります。
これが「可視光通信」と呼ばれる通信方法です。
可視光通信では、送信器として照明器具を使うことができます。
この技術が発展すれば、世の中の全ての照明が情報を配信できるようになります。
今日は、この通信の簡単なデモを用意しています。
目に見える無線通信をお楽しみください。


LED の明かりで情報を送る可視光通信の送受信機
ロボットと遊ぼう
[ロボットサッカー]
ロボットによるサッカーワールドカップ『ロボカップ世界大会』が1997 年から開催されています。目標は人間のサッカーワールドチャンピオンに人型ロボットのサッカーチームが勝つことです。
このサッカーゲームを通して、様々な研究が行われています。二足歩行ロボットの研究(機械工学)、各選手がどのように行動するかという研究(人工知能工学)、人とぶつかっても怪我をさせない研究(介護福祉工学)、カメラ画像の情報を認識する研究(画像工学)など、総合的な学術分野となっています。
本研究室では、昨年まではペット型ロボットであるAIBO ※を用いる標準プラットフォームリーグに参加し、一昨年に優勝しました。今年は、工業的な課題に対してロボットを使って解決するFesto Logistics Competition に日本代表として出場しました。
いったい、どのようにしてロボットが動くのでしょうか。最先端の研究成果を見に来てください。

