気象データ:年降水量と年平均気温を算出する
今回の課題は,気象庁の月別気象データから,
ある年の年降水量(12ヶ月積算)と年平均気温(12ヶ月平均)を,
Pythonを使って算出することである.
- ◆仕様:以下に仕様を示す.
- [題名]年降水量と年平均気温の算出プログラム
- [プログラムファイル名]weather.py
- [入力]月別データの1月~12月の月降水量(月合計)と月平均気温
- 観測地点番号と地点名:「テストの準備」と同じ地点
- 観測年月:2000年1月~12月
※気象データは「テストの準備」と同じ地点だが,
月降水量が含まれていない.
別途,気象庁の公式サイトから検索し,入手すること.
※数値のコピー&ペーストは各自の工夫に任せる
(ダウンロードする/しないは自由).
- データ:月降水量(mm)と月平均気温(℃)と
- 入力方法:input()とfor/whileを使い12ヶ月分キー入力
- 入力方法(Option):2つのリストkosuiryoとkionを作る
- [処理]降水量の合計値と,気温の平均値を算出
- 年降水量:12ヶ月の合計を計算し,変数kosui-gokeiに代入
- 年平均気温:12ヶ月の平均を計算し,変数kion-heikinに代入
- [出力]
- 以下の書式を目標とする:
==============
観測地点番号:999
観測地点:札幌
観測年:2000年
単位:降水量(mm),気温(℃)
--------------------
1月の降水量: 113.6 ◀◀ ここから12ヶ月分を入力
1月の平均気温: -3.6
2月の降水量: 94.0
2月の平均気温: -3.1
3月の降水量: 77.8
3月の平均気温: 0.6
4月の降水量: 56.8
4月の平均気温: 7.1
5月の降水量: 53.1
5月の平均気温: 12.4
6月の降水量: 46.8
6月の平均気温: 16.7
7月の降水量: 81.0
7月の平均気温: 20.5
8月の降水量: 123.8
8月の平均気温: 22.3
9月の降水量: 135.2
9月の平均気温: 18.1
10月の降水量: 108.7
10月の平均気温: 11.8
11月の降水量: 104.1
11月の平均気温: 4.9
12月の降水量: 111.7
12月の平均気温: -0.9
--------------------
年降水量:1106.6
年平均気温:8.9
==============
- ※文字は,それと分かれば変更してもよい
(半角ローマ字や英語も可:
年降水量=annual precipitacion/年平均気温=average annual temperature).
- "==="などの飾り罫線も含め,他の書式も変更可.
- ◆Aパーツ:合計・平均計算部分:"weather-A.py"
- 降水量合計値を変数kosuigokei に直接代入しておく ◀◀ あとでデータ入力値に入れ替える
- 平均気温合計値を変数kiongokei に直接代入しておく ◀◀ あとでデータ入力値に入れ替える
- "--------------------"を出力
- 年降水量:kosuigokeiを出力
- 年平均気温:kiongokeiの年平均を計算して出力
- "=============="を出力
- ◆Bパーツ:データ入力・表示部分:"weather-B.py"
- 降水量合計を変数kosuigokei とし,初期値0.0を代入
- 気温合計を変数kiongokei とし,初期値0.0を代入
- 12ヶ月分のカウンターとして変数iを使う.
- 月降水量をキーボードから入力し,降水量合計に加算
※入力時テキストは「○○月の降水量:」 ◀◀ ○○には月数が入る
- 月平均気温をキーボードから入力し,気温合計に加算
※入力時テキストは「○○月の平均気温:」 ◀◀ ○○には月数が入る
- ※可能なら上の代わりに以下のオプションに変えてもよい.
- ◆Cパーツ:情報提示部分:"weather-C.py"
- "=============="を出力
- 観測地点番号を出力
- 観測地点名を出力
- 観測年を出力
- 「単位:降水量(mm),気温(℃)」と出力
- "--------------------"を出力
- ※可能なら上の代わりに以下のオプションに変えてもよい.
- ◆D組み立て:"weather.py"
- A,B,Cの全部をあわせて1つのプログラムを完成させる.
- 部分的に欠けていたり,エラーが出る場合でも,〆切までに提出する.
- 未完成の場合は,どういう状況なのかを具体的に記述しておくこと.
- オプションを選んだ場合,どのパーツのどのオプションかを明示すること.
- ※うまく行かない場合もうまくいった場合も,入力状態と出力結果を必ず確認し,記録しておくこと.
(リダイレクションを使えばよい.この結果はレポートに提出してもらう)
- ※レポートにはA~Dのどこまでできたか,またオプションを選んだ場合はどのオプションかを明示すること.
- ※短くてよいので,プログラムを作成した時の所感を,できるだけ具体的に述べなさい.
上記の仕様を満たすプログラムを作成し,レポートディレクトリ( Report )に置くとともに,
電子メールでレポート提出しなさい.
<レポート用ファイルについて>
◎ Workディレクトリで作業したファィルの中から,レポートとして提出するファイルを
レポートディレクトリに保存する.
上記課題では,3つのパート(weather-A.py~-C.py)と完成形(mark-sim.py)を提示した.
提示された中で,提出できる(評価に耐えうる)と自分で判断したプログラムファイルを,
すべて提出しなさい.
- 最後まで完成させたのであれば,weather.pyだけでよい.
- 未完成だが,A,B,C個別にはできたのなら,weather-A.py,weather-B.py,weather-C.py
を提出する.
- オプションなら,weather-B-II.py, weather-B-III.py, weather-C-II.py となる.
- どのファイルを出すかの判断は各人に任せる.ただし「どうせだめだ」とかでなく,
どこがだめなのか,どこがいいのか,判断の理由を自分で明確にもつこと.
- どういうつもりで書いたのか,何をやりたかったのかは,ただプログラム文だけではわからない.
プログラム内のコメント行や,レポート本文で,言葉で説明すること.
もちろん,どこまで細かく説明するかは,自分で判断しなさい.
- ファイル名:weather-A.py~-C.py, weather.py
のいずれかまたは全部
- 保存先ディレクトリ:レポートディレクトリ( Report )
<電子メールについて>
( 1 )メールの本文に学籍番号と氏名を明記し,最後には署名が付くようにする.
(これまでの提出課題メールの書式通り)
( 2 )a,b,c,dのどれとどれを提出するのか(またはどういう組み合わせか)を最初に明示する.
( 3 )レポート用ファイルから,それぞれの中身をコピーし,メール本文に貼り付ける.
※注意※ 添付ファイルとして送信するのではない.
( 4 )さらに,そのプログラムの実行結果を貼り付ける.(プログラムと結果がペアになる)
★プログラムと結果貼付けの際の注意
- プログラムのタイトル(ファイル名)を明記すること
- プログラムソース(プログラム本体)の開始と終わりを明確にすること(-----で区切るなど)
- そのプログラムの実行結果を明記すること
( 5 )最後に,プログラム作成における所感を付けておくこと.
※短くても構わないが「よかった」「ありがとうございました」等なら,
ないほうがマシ
- 件名( 半角 ):Report14 ◀◀間違えないで!
- 提出アドレス: eleinfo@elec.ryukoku.ac.jp
- 提出期限:本日の授業終了( 16:50 )までを目標とする