ここで言う所感とは,「良かった」「悪かった」「楽しかった」と言った,ただの感想ではない.
所感とは,結果論ではなく,プロセスの言葉である.
課題に取り組む中で,特に強く感じたこと,ふと気づいたこと,もしかして……
と思いついたこと,などである.
例えば,課題のプログラムを書くのに,どこに困難を感じたのか,どこが理解しにくかったか,
それをどうやって克服したのか.理解できてから後はどうだったか.
完成できなかったのなら,そのボトルネックはなんだったのか.……というふうに,
取り組んでいく過程の具体的な状況に対して自分が感じ,考えたことを書いてほしい.
なぜ所感を書いてもらうのかというと,実験や実習,あるいはものづくりにおいて,
そのプロセスのさ中にいる人は,その人にしか感じ得ないことがあるはずだからである.
その情報はその人が言葉にして記録しなければ永遠に埋もれてしまう.
大きな発見や知見というものは,ひとつひつの細かく地味なプロセスの中で,
当事者がわずかに感じた事や引っかかった事を出し合って,
丁寧に検討を積み重ねていった結果として,見いだされるものだ.
大げさに聞こえるかもしれないが,近い将来研究活動の世界に入る皆さんには,
自分の頭の中のつぶやきや心の言葉を大切にし,それを逃さずに記録し,発信し,
ときには仲間と交換して検討するようになってほしい.
ひとつのメモに記されるのは他愛ない言葉かも知れないが,それは,
これからの長い知的生活を支え,いつか実を結ぶ大きな喜びにつながる一歩だと言えよう.
上記の仕様を満たすプログラムを作成し,レポートディレクトリ( Report )に置くとともに,
電子メールでレポート提出しなさい.
<レポート用ファイルについて>
◎ Workディレクトリで作業したファィルの中から,レポートとして提出するファイルを
レポートディレクトリに保存する.
上記課題では,3つのパート(mark-sim-A.py~-C.py)と完成形(mark-sim.py)を提示した.
提示された中で,提出できる(評価に耐えうる)と自分で判断したプログラムファイルを,
すべて提出しなさい.
- たとえば,最後まで完成させたのであれば,mark-sim.pyだけでよい.
- 未完成だが,A,B,C個別にはできたのなら,mark-sim-A.py,mark-sim-B.py,mark-sim-C.py
を提出する.
- A,Cだけつなぎあわせたのなら,それをmark-sim.pyとして提出する.
ただしどこが未完成かをレポートの中で説明すること.
- どのファイルを出すかの判断は各人に任せる.ただし「どうせだめだ」とかでなく,
判断の理由を自分で明確にもつこと.
- ファイル名:mark-sim-A.py~-C.py, mark-sim.py
のいずれかまたは全部
- 保存先ディレクトリ:レポートディレクトリ( Report )
<電子メールについて>
( 1 )メールの本文に学籍番号と氏名を明記し,最後には署名が付くようにする.
(これまでの提出課題メールの書式通り)
( 2 )a,b,c,dのどれとどれを提出するのか(またはどういう組み合わせか)を最初に明示する.
( 3 )レポート用ファイルから,それぞれの中身をコピーし,メール本文に貼り付ける.
※注意※ 添付ファイルとして送信するのではない.
( 4 )さらに,そのプログラムの実行結果を貼り付ける.(プログラムと結果がペアになる)
★プログラムと結果貼付けの際の注意
- プログラムのタイトル(ファイル名)を明記すること
- プログラムソースの開始と終わりを明確にすること(-----で区切るなど)
- そのプログラムの実行結果を明記すること
( 5 )最後に,プログラム作成における所感を付けておくこと.
※短くても構わないが「よかった」「ありがとうございました」等なら,
ないほうがマシ
- 件名( 半角 ):Report13 ◀◀間違えないで!
- 提出アドレス: eleinfo@elec.ryukoku.ac.jp
- 提出期限:本日の授業終了( 16:50 )までを目標とする
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