電子情報通信課程 情報基礎


第5回 表計算ソフト

0.はじめに

◎出席:  →   情報基礎y21出席

★今回の内容★

今回は,LibreOfficeに含まれるCalcという「表計算ソフト」を学習します.

表計算ソフトとは,表形式の入力画面にデータや数式を入力して計算したり,それをグラフにしたりできるソフトです. 表計算ソフトを使うと,データと数式を入力すれば,データの更新に応じて自動的に再計算したり,データからグラフを作成したり,並べ替えたり,ある条件で抽出したり,データを蓄積してデータベースとして利用したりするなど,様々なデータ処理が可能になります.

こうした機能により,今では家庭,ビジネス,研究・開発,教育など,さまざなまな方面で不可欠なソフトとなっています.

表計算といえば,"Microsoft Excel"が有名です. しかしそれ以外にも,今回使うLibreOfficeの"Calc"やMac OSのNumbers,WebアプリであるGoogleSpreadsheetなど,いろいろあります.

細かい使い勝手はアプリによって違いますが, 表形式のマス目に数値や計算式を入力して計算させる という設計思想は同じです.

 ※かつてこの方式のアイデアをめぐって裁判沙汰になっていたこともあります.
  参照: ロータス対ボーランド事件 :「コンピュータ関係の創作保護についての最近の米国での話題」( 1996年, 松本直樹の米国特許法研究室 )

今回使用するLibre Caleはデータを処理するための[* 数式の書き方や「関数」]が,Excelとほぼ互換なのが特徴です. Calcで作ったファイルをExcelで読み込むことも,その逆も可能なので,応用が効きます.

表計算ソフトは仕事で非常によく使われます.「パソコンで仕事をする」という業務の半分くらいは表計算をいじっているといっても過言ではないでしょう. プライベートでも,ちょっとした計算メモとしても,なにかと便利です. 今回をきっかけに,いろいろと遊んでみて,ぜひ表計算ソフトを操作できるようになって下さい.

◎今回の注意

【目 次】

1.テキスト「表計算ソフトの基礎」

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2.表計算ソフトの基本

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3.表計算ソフトの数式処理( 表計算 )

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<今回の課題>( 情報基礎ノート )

<宿題>

<参考> 表計算ソフトの歴史

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おまけ[理系おすすめ映画05]:奇蹟がくれた数式 - Wikipedia ( 2016 ) )
原題:"The Man Who Knew Infinity":インドの数学者ラマヌジャンとケンブリッジ大の数学者ハーディの物語

2020-04-14 by Kobori Satoshi, Fujii Daisuke