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    平成23年龍谷祭における研究室公開について

      薄膜トランジスタの新規応用

         薄膜トランジスタ(TFT)は、液晶テレビや携帯電話などの液晶ディスプレイ(LCD)の駆動素子として用いられています。本研究室では、TFT の特長を生かすLCD 以外への応用、すなわち、光ディスク書込素子・磁場エリアセンサ・グルコースセンサ・人工網膜・ニューラルネットワークの研究開発を行っています。また、最近、TFT を用いた有機EL ディスプレイ(OLED)が注目されていますが、そのプロトタイプを展示します。この技術により、視るときはポスターのように壁に貼り、しまうときはクルクルと巻いておくポスターテレビも考えられています。

        薄膜トランジスタによる人工網膜は、透明で可曲な基板に作製でき、眼球への埋込に適している可能性があります。将来は、眼のみえないかたが光を取り戻すための、夢の素子となるかもしれません。

        最近、有機EL ディスプレイは、携帯電話や次世代テレビとして発売されていますが、その画質や寿命は、まだまだ向上の余地があります。本研究室では、電流均一化時間階調方式という、画質や寿命を圧倒的に向上する新発明を提案しています。