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    平成21年オープンキャンパスにおける研究室公開について

      無線で見える“見えない世界”

      [アドホックネットワーク]

        現在、一般に使われている無線ネットワークは、基地局を中心としたツリー型ネットワークです。これに対して基地局を使わずに、無線端末のみでネットワークを構築する「アドホックネットワーク」が注目されています。アドホックネットワークでは、端末同士が通信し、パケットを中継することで、離れた端末との通信を可能とします。

      [駐車場における監視カメラシステム]

        本研究室では、アドホックネットワークの技術を応用し、駐車場における新しい監視カメラシステムを提案しています。各車にカメラの付いた無線端末を設置し、それら車同士で無線ネットワークを構築します。カメラで撮影した画像は、無線ネットワークを通して他の端末へ転送することで、みんなで画像情報を共有することができます。そのため、ある車が車上荒らしにあっても、他の車の端末が保持している画像情報により、犯人逮捕へつなげることができます。

        研究室公開では、このシステムの簡単なデモを用意しております。無線ネットワークは目に見えませんが、それを通して見えてくる監視システムの世界をお楽しみ下さい。




      AIBOでサッカー

      [ロボットサッカー]

        ロボットによるサッカーワールドカップ、『ロボカップ世界大会』が1997年から開催されています。目標は人間のサッカーワールドチャンピオンに人型ロボットのサッカーチームが勝つことです。

        このサッカーゲームを通して、様々な研究が行われています。二足歩行ロボットの研究(機械工学)、各選手がどのように行動するかという研究(人工知能工学)、人とぶつかっても怪我をさせない研究(介護福祉工学)、カメラ画像の情報を認識する研究(画像工学)など、総合的な学術分野となっています。

        本研究室では、大阪市立大学と合同で研究を進め、ソニーのペットロボットであるAIBO※を用いるロボカップ・標準プラットフォームリーグに参戦し、日本大会で優勝しました。

        AIBOたちは人の助けを借りず、センサー情報だけを頼りに試合を上手に進めます。

        いったい、どのようにしてサッカーの試合をするのでしょうか。どのようなプログラムによって、ロボットは動くのでしょうか。最先端の研究成果を見に来てください。

      ※アイボ、AIBOはソニーの登録商標です

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