受賞のお知らせ

      松田 時宜助教が,高知工科大学在籍時に,NHK放送技術研究所との共同研究によりNHK放送技術研究所より発表された論文が,映像情報メディア学会 第51回丹羽高柳賞「論文賞」を受賞しました.


    受賞の詳細

      このたび,松田助教が高知工科大学在籍時に,NHK放送技術研究所と共同研究により,NHK放送技術研究所より発表した論文が,映像情報メディア学会第51回丹羽高柳賞「論文賞」を受賞しました.

      この賞は,当該年に同学会誌に発表された論文のうち,特に優秀なものに与えられる賞で,映像情報メディア学会の前身であるテレビジョン学会初代会長の丹羽保次郎博士と,“テレビの父”高柳健次郎博士の両名の名を冠した賞です.本賞は,映像情報メディアに関し優れた業績をあげた者を表彰し,基礎的研究の振興とその応用の促進に資するため,昭和35年(第1回)から続く歴史ある賞です.

      今回,異なる波長の光に対する吸収特性を有する有機光導電膜を用いて映像信号を3原色に分解し,各光導電膜に対して酸化亜鉛薄膜トランジスタ(ZnO TFT)を用いた信号読み出し回路を形成した,積層型有機撮像デバイスを実現したことが,映像情報メディアの進歩発展に寄与する優れた論文として評価されました.


    受賞論文名

      瀬尾 北斗,相原 聡,難波 正和,渡部 俊久,大竹 浩,久保田 節,江上 典文,平松 孝浩,松田 時宜,古田 守,新田 浩士,平尾 孝,“有機光導電膜とZnO TFT回路の積層構造を用いた有機撮像デバイスの原理実証実験”,映像情報メディア学会誌平成22年3月号,Vol 64,No. 3,pp. 365-371,(2010)

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